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新しい「教育格差」

新しい「教育格差」  増田 ユリヤ/著  講談社現代新書
(参照:Amazon)

親の所得の差が、子どもが受ける教育の差になり、
就職に影響し、負の連鎖を断ち切れない社会。

「学歴不問」といわれるものの、アルバイトであっても
最低条件に含まれている高校卒業以上という条件。

不況により、生活が困窮して授業料が支払えない状態になり、
通学が出来なくなったり、卒業証書がもらえない状態になったり。

また、格差は子どもたちだけでなく、教師たちにも。。。

10年経っても、20年経っても講師のまま、教諭になれない教師。
講師であるということは、一般派遣や契約社員と同じような扱い。
給与は時間単位になるので、ボーナスはないところがほとんど。
学校経営が傾けば、契約更新されずに真っ先に切られる対象になります。
(お見合いを勧めるなど、年齢や性別による差別や「肩たたき」があるところも)


都道府県により教育格差が出ているのは報道されたこともあって有名な話。

「ゆとり教育」によって学力低下がひどくなり、順位は年々降下の一途。
そして、先進国の中では最下位。

そんな中、学力テストで秋田県が1位になったことで話題になっているけれど、
高校生の学力は?というと同じではないというのです。
(それは、他都道府県よりも低い大学進学率が示しています)

著者はこの本で比較する際に取り上げている国がフィンランド。
フィンランドというと、PISA(学力到達調査 Wikipedia参照)1位の国。

主な要因として
・総合教育の重視(教職課程で単位習得が必須としている科目)
・グループ学習、地域学習を重視し、授業の一環としていること。
・教師の質の向上を図るシステムがあること。
だそうです。

中学卒業後に2つの選択肢から進路を決めます。
1つは普通学校
もう1つは職業学校

かつては普通学校に進学する子どもが多かったそうですが、
最近では職業学校側の積極的な取り組みで逆転現象が起こり、
職業学校へ進学を希望する子どもたちが多くなっているそうです。
(美容学校に人気が集中し、進学が難しくなっているそうです)

しかし、いいことばかりではなく、
クリスマスプレゼントに友達を買って欲しいといった子どもの心の孤独。
アメリカと同じような銃乱射事件が起こる現実。

PISAではランキング1位といわれる国でも
深刻な負のスパイラルを断ち切れない現実も同じように存在し。。。


日本の教育現場の衰退を表したような、ある少年に起こった「いじめ」。
野球部の活動中に起こりました。

部活動にほとんど顔を出さない、顧問としての役目を放棄したような教師。
命令に逆らえなかったとはいえ、全員で1人に対して行った暴力。
自分のことしか考えない子どもとその親。
警察に被害届を出してください。と丸投げして、開き直る校長たち(学校側)



最近は「ゆとり教育」の揺り戻しが起きていますが、
システムの容易な変更で困るのは現場にいる人たちだと思います。
それは、教師と子どもたち。
システムの変更に戸惑う教師と、その教師から教えを受ける子どもたち。
被害は教師よりも子どもたちの方がその度合いは強く。。。

テレビでも取り上げられていたことは、
「ゆとり世代」が学校を卒業し、新入社員として就職した後の話。
注意されると怒ったり、泣いたり、投げ出して退職するそうです。

そういえば、いました。。。
注意されたことで退職した人や、
就業開始から数日後、突然電話1本で退職した人。
(後者は10歳年上の女性でしたけど)


子どもがいる親御さんはもちろんですが、
教師など教育関係者に読んでほしいと思う本です。
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Comment

チャピマさまへ 

そうそう!
テレビで見たことがあり、見た時は驚きを超えて呆れました。

その人物は「ゆとり教育」を推進したことで
プロジェクトを提案し、推進することで地位や収入の向上だけでなく
どこからかかなりのリベートを貰っていたのでは?
と思いました。
その人物の子どもが私立学校ということからしても
現状の「公立学校」や推進する「ゆとり教育」は
ダメだと考えていたことが分かりますよね。
(まるで某タバコ企業のようだわ(笑))
で、見直された頃に人事異動って出来すぎ(笑)

フィンランドの教育は、可能性を求めて広げていくこと。
一方、日本の教育は、枠を決め、その中で生きていくこと。
基本が出来てこその応用ですが、
これではせっかく身に付けた基本も、役立てることは少なそうです。
  • posted by ゆちゅみ@管理人 
  • URL 
  • 2009.09/12 16:04分 
  • [Edit]
  • [Res]

ミルパパママさまへ 

アムロ(機動戦士ガンダム)の
親にさえたたかれたことがないのに!と驚くセリフではないですが、
親にさえ怒られない子どもがいる一方で
子どもに怒れない(叱れない)親や大人も

自分の子どもが分身のようでかわいい
というのは分かるのですが、
悪いことをすれば叱って善悪の区別をつけ、
間違っていることは軌道修正するのも親の役目だと思うのですが、
最近「かわいい」の意味が違っているような気がします。

平均や一般的など、周囲と同じであることを追い求めるより、
周囲と異なることを個性と考え、良いところを見つけて伸ばし、
軌道修正に必要であれば、叱ることも必要だと思います。

ミルママさんのおっしゃる通り「三つ子の子100までも」で、
幼い頃に身に付いた事や経験は、良くも悪くも残るものなので、
本当に子どもを大切に思うなら、よく考えて欲しいと思います。
(ただ、命を生み育てることは、簡単なことではないと思いますが)
  • posted by ゆちゅみ@管理人 
  • URL 
  • 2009.09/12 15:45分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

なるほどね~。
「ゆとり教育」の導入を強力に推進し、中心になっていたある人物。
公立学校がゆとり教育になってのんびりしていた頃、その人物の子供は私立学校に通っていたらしい。
そして、ゆとり教育が見直され始めた頃、その人物は人事異動で違う部署に行き、自分には関係ない事と涼しい顔をしているらしい。
何だかね~。

フィンランドの教育って、応用力なんですってね。
例えば、日本だと「2+3=●」で答えを求めるけど、フィンランドは「10=●+●」。
要するに答えは一つじゃなくて色んな可能性が考えられるっていうこと。
応用問題に弱いと言われる日本。
こんなところから違うんでしょうね。
  • posted by チャピマ 
  • URL 
  • 2009.09/10 21:07分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

ゆちゅみさんへ
ほんとうですよね、親にさえ怒られない子って言うのもいてるようで、
はじめて怒られたのが他人でその事に切れてしまうそうです。
子供は頭を打って大きくなる、三つ子の魂100までもという言葉、
昔の人は良い事を言うと思います。
教育だけの問題でなく、家庭での躾も最低限出来てから集団生活でしか
出来ない躾をしないと、この現状は変わりそうにないです。
今、親が我慢をして子供にということが昔に比べて少なくなって
来ているように感じます。
みんなで誰かのせいにして責任を押し付けるのではなく、
この教育問題を考えてよくなって欲しいですね。

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